趣味のマイコンいじり

安価なマイコンを利用して作成したアプリの紹介です。

USB to TTL の安価な3種類を調べました

Amazonから購入した安価な3種類のUSBからTTLシリアルを出力するデバイス
調べました。調べた結果は次の様な内容で、最も安価なものはそれなりの対応が
必要な事も判りました。(対応すればOKになりました。)

<3種類のUSBtoTTL の概要>
  購入したUSBtoTTLのは次の3種類で各々次の様なものでした。

 [No.1]
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  1.コネクタ形状 TypeA オス
  2.汎用のUSBからTTL変換用デバイス
  3.USBからTTL変換用チップは CH340G
  4.出力はRxDとTxDおよび5V(DTR出力は無し)
  5.出力レベルは3.3V/5V可変

    <3.3V出力での利用では追加工が必要>
      このデバイスは3.3Vの電源を5Vから2本のダイオード
      電圧降下のみで作っています。これを CH340Gのチップの電源として
      利用していますので、3.3Vの電源にノイズ取り用の電源フィルタを
      付けないと高速の通信ではエラーが発生しました。(下記を参照)

 [No.2]
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  1.コネクタ形状 TypeA オス
  2.ESP-01直結用デバイス
  3.USBからTTL変換用チップは CH340G
  4.出力はRxDとTxDおよび3.3V/100mA(DTR出力は無し)
  5.出力レベルは5V

    <3.3Vの電源が有るのでESP8266用にはとても便利>

 [No.3]
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  1.コネクタ形状 Mini-B メス
  2.汎用のUSBからTTL変換用デバイス
  3.USBからTTL変換用チップは FT232RL
        (FT232RLの3.3V/50mAレギュレータ出力を利用可能)
  4.出力はRxDとTxDおよびDTR、CTSRTS:オプション)
  5.出力レベルは3.3V/5V可変    

    <値段が問題無ければ最良>

<No.1デバイスの改造>
  No.1のデバイスは値段が安くて利用しやすいのですが、次の問題点が有りました。

  1.DTR出力が無いので「Arduino Pro Mini」等への自動書き込みモードが
          利用できない
  2.ESP-xx書き込み時の高速シリアル通信ではエラーになる

   その為、次の点を改造しました。(改造後は上記の問題は解決しました。)

  1.VCC用の端子をDTR出力用にして、CH340GのDTRの端子と接続
  2.出力電圧レベル変換用の端子を裏側に付けて、元のVCCを追加端子の
          真ん中に付ける
  3.VCCの接続先とGND間に47μFと0.1μFのノイズフィルタの
          コンデンサを付ける

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