趣味のマイコンいじり

安価なマイコンを利用して作成したアプリの紹介です。

ワイヤレスUARTのLC12Sのボードを調べてみました。

eBayをワイヤレスUARTで調べていたら、LC12Sのボードが有ったので購入して
調べて見ました。Webで検索してもマニュアルが見るからなくて当初は使い方が
全く不明だったのですが、Web上の販売カタログの中に有った製品説明でなんとか
使い方が判りました。こちらの利用としてはブロック転送を想定していたのですが、
調べて見ると先頭のバイトが転送で欠落したり、ブロックの最後が次のブロックの
先頭になったりで最初は使えないものとほとんど諦めていました。でも、ブロックの
最初と最後にいろんなダミーのデータを付加して検討してみた結果、変則的では
有りましたが使える様になり、2つのリモートの温度センサーと1つのリモートの
モニターを使ったシステムでトータルの動作の検証を行い、使える方法が有る事が
判りました。以下がその検討内容です。

<LC12S Wireless Uart の概要>
 Wireless Uart としてLC12Sを使ったボードを調査した結果は次の様なもの
   でした。

 [仕様]
    イメージ 1

     イメージ 2

      イメージ 7

 [動作確認タイミングチャート]
    動作確認は先に利用したPythonを利用したWireless sennsorの無線デバイス
    LC12Sのボードに置き換えて、メッセージ表示確認用に2.4インチのLCD
    追加して行いました。
     (下記のサンプルシステムを参照)
     イメージ 3

     イメージ 4

 [利用上の問題点と解決策]
   今回は数バイトのデータを38400bpsの速度でバースト転送するものでしたが、
     そのアプリケーションで次の問題が有り、その為に以下の対策を行って
      対応しました。 

    <問題>
         1. 転送ブロックの先頭データが無くなる事が有る
         2.一括転送ブロックのデータが複数のブロックに分割される
         3.ブロックの最後のバイトが次のブロックの転送に入る事が有る

    <解決策>
         1. 転送ブロックの先頭と最後にダミーのデータを付加する
         2.転送終了の検出を間隔を置いて再チェックして判断する

<LC12S 動作確認>
  動作確認は次のシステムで行いました。

 [サンプルシステム]
    イメージ 5
 [接続]
    イメージ 6

 [動作状況]
   

  [コード類]
   STM8S103F3 ボードのコードの開発にはIARのIDEを利用し、
   PC側のコードにはPythonを利用しました。

     Code download URL : https://www.dropbox.com/s/tow3jylnsgmbdyy/LC12S_multi_access_test.zip?dl=0