ESP8266::MicroPython 1.44/1.8インチ ST7735ディスプレイ表示
<MicroPythonでのST7735コントロール>
ESP8266のボード上でのMicroPythonのコードによるST7735のLCDの
表示を検討して見ました。コントロール用のライブラリモジュール
としては、Arduinoのものを移植して行いました。結果としては、
MicroPythonを利用した場合には処理速度がかなり遅くなる様で、
実用的な描画速度は実現できませんでしたが、その様子は次の
様なものでした。
1.LCDの解像度は1.44インチは128x128で1.8インチは
128x160のフルカラー(今回はAdafruitと同じく565の
16bitsカラーで利用)
2.LCDのコントローラはST7735でSPI制御方式
3.電源電圧は、1.8インチは5Vで1.44インチは3.3Vで使用
4.ライブラリモジュールはAdafruitのArduino用ものを
MicroPython用に移植して利用
5.MicroPythonのボードはESP8266のWeMos D1 mini を利用
[動作状況]
<テスト内容>
ST7735LCDの動作検証に関しては次の事を目標としました。
1.ST7735のLCDをESP8266のMicroPythonで動作させた時の
状況を確認
2.ライブラリモジュールとしてArduino用のものを移植可能か
どうかの確認
3.その状態で、このLCD駆動用のサンプルコードを
作成して見る
結果としては、オリジナルの移植元のコードが大きかったので、
描画用の沢山の関数から必要なもののみを選択し、ホストで
コンパイル済みのmpy形式に変換して利用すれば、ESP8266の
MicroPythonでも利用可能な事が判りました。(文字の表示、
直線、円、四角の描画の関数を選択)また、このLCDでは描画を
ドット単位で行う為、描画用に大きなRAM領域を使用する事なく
複雑な描画が可能で有る事も判りました。ただし、MicroPython
上で動作させると描画速度が非常に遅くなり、余り実用的でない
感じを受けました。
[機器の接続]
[コード実装状況]
[コードダウンロード]
Code download URL : https://drive.google.com/open?id=1YY0catejcR4Fw8eEMI2DtrcQutG7ywzW