趣味のマイコンいじり

安価なマイコンを利用して作成したアプリの紹介です。

Arduino用2.4インチLCD 新旧タイプの画質比較して見ました

MCUFriendのArduino用2.4インチLCDの新旧両タイプを入手したので、
ビットマップファイルのスライドショープログラムを作って比較して見ました。
結論的には、新しい方が画像の再現性は優れていますが、若干暗い画像の様に
思えました。室内では新型の方が断然良い様ですが、室外では旧型も良いのかも
知れません。 以下は確認の時の状況です。

LCD 画質確認の概要>
  購入したLCDの画質確認の為にBMPファイルのスライドショーのプログラムを
  作成して、購入した新旧の2.4インチのLCDを比較してみました。その時の状況は
  次の様なものでした。
  イメージ 1


   1.リセット後の画面色
        New type : normally white (リセット後は白色)
        Old type : normally black (リセット後は黒色)
   2.LCDコントローラ
        New type : ili9320
        Old type : r61526
   3.色の再現性と明るさ
         色の再現性   New type > Old type
         明るさ           Old type > New type
         (Old type は全般的に白つぶれの感有り)

<確認状況>
  

<関連資料>
   1.グラフィックライブラリ
         Adafruit_GFX  : URL  https://github.com/adafruit/Adafruit-GFX-Library
         MCUFRIEND_kbv : URL  https://github.com/prenticedavid/MCUFRIEND_kbv

    2.FAT16専用ライブラリ
         これを利用するとプグラムメモリが15%程度小さくなりますが、今回作成
         したものでは不要です。 (作成したものは、標準のSDライブラリでも、
          UNOの場合で80%程度の大きさです。)
                URL  https://github.com/greiman/Fat16

    3.ビットマップファイル作成ツール
         画像データの補正と変換 : Windows OS の ペイント
         画像データのサイズ変更    Caesium Image Compressor
                         URL   https://saerasoft.com/caesium/  

<サンプルスケッチ>
  作成したものは次の様な動作を目標としました。
 
    1.SDのルートフォルダ内のBMPの拡張子が付くものを順次チェック
    2.再生可能なものは、通常の非圧縮の24ビット形式のもののみ
    3.スクリーンサイズとファイルの画像サイズが異なる時、スクリーンより
          小さい時は画面中央に表示、スクリーンより大きい時は画像の中心を
          くり抜いて表示
    4.FAT16専用を利用する時は、コード先頭の定義を有効にして対応

    なお、現時点、途中でのSDの入れ替えは、同じFAT間のみで有効で、2GBと
    それ以上のものの入れ替えに関しては、ボードのリセットが必要です。
   (対策が見つかっていません。)

    サンプルスケッチの関連のデータのダウンロード先は以下です。

      サンプルスケッチコード
      サンプルビットマップファイル