趣味のマイコンいじり

安価なマイコンを利用して作成したアプリの紹介です。

ST7735 1.44 インチフルカラーLCDの画質を調べました

eBayとamazonにフルカラーの小さいLCDを注文したのですが、amazonからの
ものは中国の春節の影響で遅れている様なので、eBayから購入したものに
2.4インチのLCDの時に作成したビットマップファイルのスライドショー
を移植して画質の確認をして見ました。
結果として、画質的にはArduinoの16ビットカラーをほぼ最大まで再現している
様に思えましたが解像度が低いのでそちらが気になりました。
ただし、今回はSDカードリーダの基板も同時に使いましたが、SPIの端子を
共有する事ができるのと、プログラムの消費が標準のSDライブラリを利用しても
60%程度なので、他のデバイスと組み合わせて利用するには最適な表示デバイス
かと思いました。(でも、ちょっと高い?)以下、調べた状況です。

<1.44inch LCD と SDカードリーダ の概要>
  購入した「1.44inch LCD」はフルカラーの128x128のLCDで、micoroSDの
  カードリーダと組み合わせてビットマップファイルのスライドショー行う事を
  検討しました。その時の状況は次の様なものでした。
  イメージ 3

  1.LCDの解像度は128x128でフルカラー(5(R)/6(G)/5(B)のArduino
         16ビットカラー)
  2.LCDのコントローラはST7735でSPI制御方式(ただし、データの流れは
          LCDへの一方通行)
  3.micorSDカードリーダの基板上に3.3Vへの電圧変換とレベル変換の
          機能有り
  4.LCDコント―ラからの読み取りデータが無いので、SDとLCDのSPIが
          共有可能

<関連資料>
   1.グラフィックライブラリ
         Adafruit_GFX  : URL  https://github.com/adafruit/Adafruit-GFX-Library
         Adafruit_ST7735 : URL  https://github.com/adafruit/Adafruit-ST7735-Library/

    2.FAT16専用ライブラリ
         これを利用するとプグラムメモリが15%程度小さくなりますが、今回
         作成したものでは不要です。 (作成したものは、標準のSDライブラリでも、
   UNOの場合で60%程度の大きさです。)
                URL  https://github.com/greiman/Fat16

    3.ビットマップファイル作成ツール
         画像データの補正と変換 : Windows OS の ペイント
         画像データのサイズ変更    Caesium Image Compressor
                         URL   https://saerasoft.com/caesium/  

<テスト内容>
   SDカードのルートディレクトリ内のビットマップファイルをスライドショーで
     表示させる事にし、次の様な動作を目標としました。
 
    1.SDのルートフォルダ内のBMPの拡張子が付くものを順次チェックして
          LCD上に表示
    2.再生可能なものは、通常の非圧縮の24ビット形式のもののみ
    3.スクリーンサイズとファイルの画像サイズが異なる時、スクリーンより
          小さい時は画面中央に表示、スクリーンより大きい時は画像の中心を
          くり抜いて表示
    
   動作させた結果としては、2.4インチのものに比べて画面の解像度が低い
     にも関わらす描画動作はそれほど速くないと感じました。
     色の再現性に関してはArduinoの16ビットカラーでの表現の最大までに
     達している様に思われましたが、解像度が低いのでその点が気になりました。

 [機器の接続]
    イメージ 1

    イメージ 2

 [コードとビットマップファイルサンプル]
  コードとビットマップファイルは次のURLからダウンロード可能です。

      サンプルスケッチコード
      サンプルビットマップファイル

 [動作状況]
  動作状況は次のURLから確認できます。